カーボンニュートラルへの取り組み 宮崎県・鹿児島県 – 株式会社山口商会 宮崎県の理化学機器・分析・校正・移設

第26回

カーボンニュートラルへの取り組み 宮崎県・鹿児島県

皆さんこんにちは!
今回のブログを担当する新入社員の久保田です!
現在宮崎県日向市を中心に、食品・畜産・木材加工・発電所等の各ユーザー様を担当しております!
今回のテーマはカーボンニュートラルに関するお話です。

  • 株式会社山口商会
  • 久保田 諒
  • 日向市を主に担当しています。海がきれいでとても良い地域ですよ!(^^)!

Study Session

カーボンニュートラルとは

二酸化炭素等の温室効果ガス「排出量」−森林や海水等の「吸収量」=実質的にゼロにすることです。
ここ宮崎県内においても、半導体・自動車・航空機・大型発電所等様々な分野で関係する工場があり、弊社としてはお客様の最重要課題として日々製品情報の収集を行っております。

壮大なテーマであることは誰でも想像がつくと思いますが、、、
そもそも何を行うとどれくらいの二酸化炭素が発生するか調べました!

Study Session

排出量・吸収量の目安

⭐️排出量の目安
⇒例えば、1日に人間が体から排出する二酸化炭素は約 1kgと言われています。
テレビを20時間見た場合も同様に約1kgだそうです。

 

そういった細かな積み重ねの結果、日本人は1人あたり年間約2.3tの二酸化炭素を排出している計算になるそうです😰
日本の人口って確か1億人以上いたような、、、世界だと78億人以上いますよね⚠️

 

⭐️吸収量の目安
⇒スギ人工林1haあたり年間8.8tの二酸化炭素を吸収するそうです。
河川や海洋全体では約27億tもの吸収量があるそうなのですが、やはりそれでも世界の排出量からすると、、、

 

そう。とっても危機的な状況なのです!😰😰

Study Session

各分野における取り組み

この危機に立ち向かうため、全世界でも脱炭素に向けて動き出しています。

【自動車】
ガソリン車からEV、PHEV車への全車種切り替えに向けて各メーカーが舵を切り出しています。特にその生産工程でも見直しが図られ、各工場規模での温室効果ガス排出制限目標が掲げられているそうです。特に欧州ではEV車の生産および販売数量が圧倒的に進んでおり、世界的に見ても温室効果ガス排出規制が厳しく管理されています。
一方国内メーカーは燃料電池車(水素燃料:FCEV)の開発に拍車がかかっており、某メーカーのFCEV開発レベルは世界一の技術を誇っているそうです。

 

【半導体】
自動車産業でも関係するリチウムイオン電池の他、今注目の全固体電池、低発熱の液晶ディスプレイ開発、高効率照明装置など多種多様な分野向けに生産体制を整えています。
しかし従来の生産工程においては、二酸化炭素やメタン等の発生がセットになっており、大掛かりな設備改修が必須課題となっています。

 

【発電事業】
震災前までは原子力発電や風力発電、そして化石燃料を用いる火力発電が主流でした。
しかし災害時の安全性や、エネルギー排出過多、さらに今回のテーマである温室効果ガス全体削減の観点から、エネルギー創出割合の依存が見直されています。
また、新たな発電手法としてアンモニア発電に注目が集まっていますが、こちらもアンモニウムを生成する過程で二酸化炭素が残ることや、発電過程における一酸化窒素等の発生が懸念されることから、課題も山積みです。
そこで、間伐材や家屋の残材から発電する木質バイオマス発電が今再注目されています。
木質バイオマス事業は燃焼を伴いますが、あわせて植樹を行うことで循環サイクルがセットで付いてきます。そのため「ニュートラル」という意味合いではピッタリの事業となっております。その他水素発電等も進んでおり、更なる技術の革新や高効率化が求められています。

 

Study Session

総括及び今後について

今回はカーボンニュートラルとは何か。また、各産業分野でどのような方向性に向かっているかを調べました。
実際に私の担当しているお客様にも関係があることも多く、改めて知識を深める必要があると痛感しました。
次回は、カーボンニュートラルへの取り組みで役立つ情報や関連取引先のご紹介・産業分野ごとの製品紹介を行います。
是非ご期待下さい!

ご不明な点がございましたら、下記よりお問合せください。

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【カーボンニュートラル向け装置ご紹介記事】

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