【カーボンニュートラル】温度センサーのご紹介 宮崎・鹿児島 – 株式会社山口商会 宮崎県の理化学機器・分析・校正・移設

第30回

【カーボンニュートラル】温度センサーのご紹介 宮崎・鹿児島

皆さんこんにちは!
今回のブログを担当する久保田です!
昨年10月にアップした「カーボンニュートラルに関する取組み」の第二弾として、具体的な各社の課題とその解決策のヒントとなる製品についてご紹介いたします。
今回はほぼ全ての業種に共通するプラントの課題と、チノー製品を通じてカーボンニュートラルに触れていきます。

  • 株式会社山口商会
  • 久保田 諒
  • 移住3年目になりますが、朝の寒さにはまだ慣れません。。。昼は日焼けするぐらい暑いのに💦

Study Session

プラント稼働に伴うリスクとトラブルの起因

各プラントにおけるトラブルは多種多様ですが、現場の温度・湿度を把握することから課題解決に繋がることが大半です。
この観点から、装置保守や製品トレーサビリティ管理においても、抑えておくポイントがあります。
まずはこちらをご覧ください。
【チノーの温度ループ】

 

トラブル解決において、温湿度管理が重要である理由は、
・いかなる装置も、正常に稼働出来る温度・湿度範囲があること
⇒例えば大型冷蔵・冷凍庫を開けっ放しにすると、→冷却装置がフル稼働→ファンモーターが焦げ付く→故障や最悪火災の発生に繋がる、、、といったことを防ぐため、エラーを表示し冷却機能を一定時間経過後に強制終了させる機能が存在します。この根本となるのは温度管理センサーです。装置内外温度を装置自体に把握させていることから、事前にトラブルを回避できるのです。
以下関連システムご紹介「食材保管庫監視システム」

 

・製品のほとんどは、最適温湿度範囲があること
⇒例えば、接着剤を使用する製品において、周辺温度が一定以下である場合、接着剤が硬化し付着しにくく、剝がれしまうことや、逆に温度が高温度帯になり過ぎると乾燥・冷却機を使用しなければ接着剤が固まらないなど、雰囲気温度帯や季節的な影響を受けることがあります。ここで必要なのが温湿度管理装置です。
以下関連装置「赤外線放射温度計 IR-CAシリーズ」

 

・気体・液体における成分変成の可能性は、ほぼ温湿度帯の変化によるもの
など、全ての起因が温湿度管理面から起きているのです。

 

Study Session

カーボンニュートラルとチノー製品の関係性

前項では、プラントのトラブル起因と関連装置をご紹介しました。
ここからは、今回のメインテーマであるカーボンニュートラルとの関係性をお話しいたします。
●二酸化炭素を含む多くの温室効果ガスは、燃焼・発熱を伴うことから発生します。
⇒一番の分かりやすい事例として発電所です。とくに火力系の発電設備においては、計装機器として各所に温度管理センサーが設置されています。
例えば、高温度帯の燃焼効率をモニタリングするセンサーは、以下のような製品が該当します。

             【一般工業用熱電対】

             【ソリッドパック熱電対】

             【グラフィックレコーダー】
  
 

火力発電分野において、燃焼効率が重要なことは想像しやすいと思いますが、可視化するためのセンサー選びは、実は一番重要なチェックポイントです。
温度帯に応じて熱電対or白金測温抵抗体が良いか選定するほか、測定精度を求める工程なのか、目安温度帯を知りたいレベルなのかによっても変わってきます。

●次に計測した温度が異常である場合、調節・制御する必要があります。
例えば一定以上の温度に達した場合、燃焼させるためのエアーを制御するユニットに信号を送り、温度が下がるまでの間送風を停止します。
調節機器は制御ユニット構築において、センサー同様に重要な装置なのです。

 

●国の方針としても、カーボンニュートラルに向けた設備導入費用を支援しています。
世界的な情勢から、国としても予算を確保し、温室効果ガスの排出削減や持続可能な再生事業への後押しを行っていることから、民間企業の補助支援策をチェックする必要があります。
こちらは、環境省のHPに紹介サイトがございますので、
以下「環境省 脱炭素化事業支援情報サイト」抜粋の導入支援策例をご覧ください。
【脱炭素化事業支援情報サイト】

Study Session

所感

今回作成するにあたり、既存設備や装置の保守の観点からも、温湿度管理を徹底する必要があると感じました。そして、「高額な設備投資以上に、既存設備の保守の徹底と温湿度管理の徹底を図る」ことが、温室効果ガスの排出削減に繋がり、将来の持続可能なカーボンニュートラルへの取り組みにも発展するのでは思います。
その他脱炭素化へのお困りごとがございましたら、お気軽に弊社へお問合せ下さい。
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