皆さんお久しぶりです!
今回のブログを担当する豊島です。
- 株式会社山口商会
- 豊島 貴光
- 車中泊にはまっています!
最近キャンプにもはまりそうです!
早速ですが、弊社はどのような製品を取扱っているかご存知でしょうか?
理化学屋さん、消耗品多いよね?何か分からないけど色々扱ってるよね?など様々なご認識かと思います!
弊社は現在750万点以上の製品を取扱っており、大きい装置~ワイプ類や手袋など様々なものがございます。
私自身すべて把握しているか、何よりも理解しているのかと言われるとドキッとします。
そこで、弊社の取扱製品を皆様により知っていただくため+自分自身の知識向上のためにブログを通して色々な製品を紹介していきたいと思います!
Study Session
何を扱っているの?
上で理化学屋さんというワードを使用しましたが、「理化学」とは物理学と化学を合わせた総称になり、実験をするうえで必要となる設備を扱っております。
装置物だけではなく、手袋やワイプ類、冷蔵庫、机椅子など実験室の中にあるものを全て扱っているイメージです。
私は小学生のとき、理科室にある人体模型がものすごく怖くて嫌だったのですが、今では人体模型も販売しております(笑)
今回のブログでは、理科室つながりで【顕微鏡】と【マイクロスコープ】についてご紹介致します!
Study Session
顕微鏡とマイクロスコープの違い
「顕微鏡」は理科の授業でも使われていてよくご存じかと思いますが、「マイクロスコープ」と聞くと途端に敷居が高い感じがしませんか?
この二つの大きな違いは2つあります。
①モニタ有無
顕微鏡はモニタが無く、一人で対象物を拡大して観察や作業をする場面に適しています。
一方、マイクロスコープはモニタに映し出すことが出来るため、複数人での観察に適しています。
②レンズ数
顕微鏡は一般的にレンズが二つあり、対象物を立体的に捉えることが出来ます。
マイクロスコープはレンズが一つです。人が片目をつぶって物を見る時同様、遠近感が分かりにくいという欠点があります。
※いずれの違いもオプション等によりフォローすることが可能なケースがあります。
それぞれメリットとデメリットをご紹介します。
<メリット>
〇顕微鏡
・様々な種類があり、用途や目的に合わせて選択できる
・マイクロスコープと比較し、安価
〇マイクロスコープ
・画像が綺麗
・初めての方でも簡単に観察できる
<デメリット>
△顕微鏡
・初めて使う方はコツが必要
・長時間の作業に向いていない
△マイクロスコープ
・顕微鏡と比較し、高価
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顕微鏡の種類
顕微鏡は大きく分けて4種類あります。
①生物顕微鏡 価格帯:5万~20万
植物や生体組織など、光を透過するサンプルを観察するときに使用します。
小学生時代馴染みのある顕微鏡はこのタイプが殆どです。プレパラートに置いて観察したのを思い出します。
プレパラートの下に照明があり、プレパラートを透過した光によって観察します。
その為、別名透過型顕微鏡とも呼ばれます。
②金属顕微鏡 価格帯:10万~500万
その名の通り、金属表面や半導体など光を透過しないサンプルを観察するときに使用します。
対物レンズ側に光源があり、光源から対物レンズを通してサンプルを照らし、サンプルから反射された光を観察します。
その為、別名反射型顕微鏡とも呼ばれます。
③実体顕微鏡 価格帯:2万~100万
電子部品などの対象物を【立体的】に観察するときに使用します。
対物レンズとステージまでの空間が広いため、観察しながら作業を行うことに適しています。
①生物顕微鏡と②金属顕微鏡は生物・化学系、③実体顕微鏡は電子部品系と分野によって分かれています。
生物顕微鏡と金属顕微鏡は高倍率での観察が可能ですが、視野が狭くなるため、観察対象を探してピントを合わせてという作業が慣れるまで大変かもしれません。
そしてこれらを満遍なく網羅しているものが4つ目の種類である
「マイクロスコープ(デジタル顕微鏡)」になります。 価格帯:300万~1000万
最初に遠近感が分かりにくいという欠点を挙げましたが、レンズの角度を変えれば斜めからの視野で観察が出来ます。
上から光を当てるか、下から当てるかという設定も1クリックで完了、透過/反射をすぐに切り替えることが出来ます。
金額が張りますが、納得の性能を備えています。
いずれの種類も様々な製品やオプションがある為、価格帯が広くなっています。
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選定ポイント・まとめ
<選定ポイント>
・観察するもの
・観察したい倍率
顕微鏡は観察するものによって種類が変わります。
また、倍率によって製品も変わる場合があります。
ご相談いただければ、弊社の方で製品を選定しご提案させていただきます!
今回は顕微鏡とマイクロスコープについてご紹介させていただきました。
マイクロスコープは敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、色々な顕微鏡の性能を併せ持つ「万能型顕微鏡」と考えると簡単なのかなと思います。
次回はもっと細かく観察できる「電子顕微鏡」「レーザー顕微鏡」についてご紹介させていただきます。
デモンストレーションも積極的に開催しております!是非お問合せください!
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